意外と多い口唇ヘルペス。ウィルスによる病気で,再発を治療するための市販薬も販売されています。ここでは,口唇ウィルスを治療する市販薬についての情報をまとめています。
案外多いヘルペス経験者。日本では10人に一人が口唇ヘルペスになったことがあるとされています。原因となるのは,単純ヘルペスウィルスというウィルスですが,症状が出ていなくてもウィルスに感染している人はかなり多いという統計もあるほど,身近な病気です。症状としては,口の周りや唇などにピリピリした感覚が走るようになることから始まり,次第に赤い腫れや水ぶくれへと進行し,かさぶたとなって枯れて治癒していきます。ヘルペスウィルスへは,ウィルスを持っている人との直接の接触やそのような人が触れたものに触れることなどから感染します。ですから,予防のためにはヘルペスウィルスを持っている人との接触には注意する必要があります。
口唇ヘルペスを治療する場合,どのようにすれば良いでしょうか?一度口唇ヘルペスと診断されたことのある人に限りますが,市販薬を使うことができます。病院で処方されるのと同じような,アシクロビルという塗り薬があります。商品名は,大正製薬の「ヘルペシア軟膏」やGSKの「アクチビア」として販売されています。これは,「再発治療薬」ですので,再発時だけ使うよう注意してください。口唇ヘルペスは,症状が治まってもウィルスは潜伏していて疲れが溜まったときなどに再発することが多い病気です。そのような場合は,このような市販薬で治療することもできるでしょう。効果的なのは,ピリピリしたりチクチクしたりするような違和感を感じ始めたときに使用することです。
口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウィルスは,自分自身では増殖することができません。感染した細胞内の材料を使いながらDNAをコピーして増殖し,結果としてその部分でヘルペス症状が現われるようになります。口唇ヘルペス治療に使われる市販薬の有効成分アシクロビルには,このウィルスのDNAが合成されるのを阻害する効果がありますので,ウィルスの増殖を抑えて,治癒していくのを助けることがあります。ですから,唇の周りに違和感を感じたときには早めに使うと,症状を軽く済ませることができます。市販薬を使ってもなかなか治らない場合や悪化している場合は,迷わず皮膚科を受診しましょう。市販薬は,病院へ行くまでのつなぎ程度に考えておくと良いでしょう。