怖ろしい病気の一つに脳卒中があります。脳卒中と言ってもいろいろな病気があり,初期症状など症状の出方もさまざまです。ここでは,脳卒中の初期症状や,症状が出たときの対処方法などについてまとめています。
人の臓器はいろいろな病気になってしまうものですが,中でも神経細胞の集まった器官である脳が病気になるのは怖ろしいものです。脳が病気にかかると,体の働きに直接影響を与えることになりますので,障害が出る可能性があります。脳の病気といって思い付くのが,脳卒中です。古くから“卒中”という言葉が使われてきましたが,突然倒れて意識を失うような状態のことを指します。これが脳で起こることが脳卒中ですが,大きく3つの病気に分けられます。脳梗塞,脳出血,くも膜下出血です。最も多いのが脳梗塞で,いろいろな症状が出ます。脳出血も症状としては似ていますが,頭痛や嘔吐を伴うことが多いです。くも膜下出血は,主に頭だけに痛みなどの症状が出て,重症になるのことの多い病気です。
最近では,生活習慣病の人が脳卒中になりやすいという研究結果も出ているようです。脳卒中だけではなく,生活習慣病からは様々病気になりやすいですから,まずは生活習慣病を改善することから始めましょう。
このように,脳卒中にはいろいろな病気がありますから,その起こり方もさまざまで,症状の出方も非常に多様です。初期症状として多く見られるのは,舌が回らないとか手足が思うように動かない,言葉が上手く話せないというような運動機能の麻痺したような状態,また片目が見えにくかったり片方の視界が悪くなったりする片麻痺の状態です。当然ながら,突然の頭痛や脳圧の上昇による嘔吐,意識がもうろうとするような症状も出ることがあります。脳の小さな異常を抱えている人は非常に多いとされていますから,日頃から不快な症状に悩まされていることもあるかも知れませんが,突然に大きな変化が起きたときには症状の悪化が疑われますから,直ちに病院で診てもらわなければいけません。
自分や家族が脳卒中と思われるような症状に襲われたとき,どうすれば良いでしょうか?自分がそうなったときは特に,すぐに誰かに知らせるようにしましょう。そして,救急車を呼ぶことが必要です。救急隊が状態を見て判断すると思いますが,対応できる脳外科や神経内科などの病院で診てもらうことになるでしょう。それまでの間,呼吸を保てるように首を上に上げるようにします。また,横向きの体勢でも呼吸がしやすいですので,動きにくくなった方を上にして寝かしても良いでしょう。汗をかいている場合は,体が冷えないように拭いてあげます。もし,救急隊が来るまでに意識が戻っても,そのままの状態で待つようにしましょう。