低血圧とは

 人の体は,常時心臓から血液を送り出しています。その送り出す強さ,つまり血圧は,送り出す回数,つまり脈拍回数分違うと言われています。ですから,1分間に60回の脈拍があれば,血圧は1分間に60回変わっていることになります。同じように,生活のリズムに合わせて血圧も変化しています。場合によっては,正常値から出る数値になりますが,問題なのはそれが続いたり何らかの症状が出たりするケースです。血圧が高い場合は,それが動脈硬化や脳卒中を引き起こしたりしますから注意が必要ですが,低血圧の場合は必ずしもそうではありません。国際的な基準はなく,一応目安として,最高血圧が100〜110以下といった数値のときに,低血圧としています。

低血圧によるめまい

 血圧が低い状態なのに何の症状も現われないのであれば特に問題とされませんが,症状が出るときには低血圧症と診断されます。その症状として代表的なのが,めまいです。心臓が血液を送り出す圧力が弱い訳ですから,心臓より上にある頭や顔に送られる血液の量が少なくなります。そうなると,血液を通して運ばれる酸素が不足することになりますから,めまいが起きます。立ち上がるときにそのような症状が出るケースが多く,一般には立ちくらみ,専門的には起立性低血圧,と呼ばれています。めまいがひどくなると失神したり,場所に関わらず倒れたりしますから,骨折や頭を打つことがないよう注意しなければいけません。日頃から軽いめまいや立ちくらみがある人は,・急に立ち上がらない・血液の流れを良くするような食生活,など普段から気をつけて生活することが重要です。

低血圧を改善する食事

 高血圧は緊急度の高い病気と言えるかも知れませんが,低血圧はそうではありません。ただ,前述のようなひどいめまいに気を付ける必要がありますし,倦怠感や頭痛,頭重感といった症状に対処しなければいけません。病院では症状を緩和するための薬が使われることもあると思いますが,食事でいくらか調整することができるかも知れません。低血圧の人は血行が悪いということが多いですから,血行を良くするビタミンEや疲労を和らげるビタミンB1などを摂ると良いでしょう。食事に加えて,ビタミンが豊富なサプリメントを利用すれば,さらに効率的に栄養を取り入れることが出来ます。高血圧の反対で塩分を多めに摂る,というのは,むくみなど別の症状が出てしまいますので,注意が必要です。また,適度な運動で筋力を付けることも合わせて行ないましょう。




低血圧のめまいと食事